環境省より「人工光合成の社会実装ロードマップ」が公表されました
環境省より、人工光合成の早期社会実装に向けて、研究開発から社会実装までの道筋を体系的に示した「人工光合成の社会実装ロードマップ」及び人工光合成の技術動向をまとめた資料集が発表されました。
概要
カーボンニュートラル社会を目指すに当たり、CO2排出をゼロにすることができない分野においては、ゼロにできず排出されるCO2を資源として新たな別の資源に転換するCCU(Carbon Capture and Utilization)技術等の活用が必要となる。
人工光合成はCCU技術の一つであり、太陽光と水、CO2等を用いて、エネルギー蓄積反応を利用し、水素の生成やCO2還元生成物の合成をする技術である。
環境省は、「人工光合成の早期社会実装に向けた取組加速化に関する検討会」を設置し、人工光合成に関する技術動向や課題の整理をしたうえで、研究開発から社会実装までの道筋を体系的に示すロードマップを取りまとめた。
補足
社会実装のロードマップに加えて、人工光合成に関する技術解説や動向も含まれ、人工光合成の現状を把握・理解するにも有用な情報源と考えられる。
公表資料
関連情報
- 「人工光合成の早期社会実装に向けた取組加速化に関する検討会(第1回)」(令和7年5月13日)
- 「工光合成の早期社会実装に向けた取組加速化に関する検討会(第2回)」(令和7年6月27日)
- 「人工光合成の早期社会実装に向けた取組加速化に関する検討会(第3回)」(令和7年9月2日)
以上(2025/9/6)