概要

中小企業の資金調達の多くは金融機関による融資ですが、新規事業の立ち上げやR&D、他社のM&Aなどのチャレンジに取り組む際に資金が必要な場合には、リスクマネーとしてのエクイティ・ファイナンスの活用余地が大きいとのことです。

また、ポストコロナを見据えた事業転換や事業化までに時間のかかるビジネス、中長期的な研究開発を目的に、エクイティ・ファイナンス(株式発行による資金調達)の利活用を検討したいと考えている中小企業も多くなっています。

これらを踏まえて、中小企業庁が「中小企業のためのエクイティ・ファイナンス情報」を公開しました。

ポイント

エクイティ・ファイナンスの基礎知識として、以下の3点をメインに、契約書の雛形など周辺の情報を公開しています。

解説と見どころ

将来的にIPO(Initial Public Offering:新規公開株、新規上場株式)を目指していない場合、今更、第三者からの出資は敷居の高いところもあります。

一方で、エクイティ・ファイナンスをうまく使うことで、融資の範囲では難しいと思われる「新規事業の立ち上げやR&D、他社のM&Aなど」にチャレンにできる可能性も生まれてきます。

ポストコロナの生存競争に勝ち抜く戦略策定の一部の資金調達方法として検討してみるのも良いかもしれません。

関連URL

中小企業庁:中小企業のためのエクイティ・ファイナンスの基礎情報

以上(2021/11/13)