「サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けたカーボンフットプリントの算定・検証等に関する検討会」(経産省)が開催されました

令和4年9月22日(木曜日)に、「第一回サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けたカーボンフットプリントの算定・検証等に関する検討会」(経産省)が開催されました。年度内に数回開催し、CFPレポート(仮称)、CFPガイドライン(仮称)を公表する予定です。

サプライチェーンのGHG排出量の算定や製品別のCO2排出量の評価(LCA、LCCO2)が求められる機会が増えてきていますが、具体的な算定方法や検証等について、広く比較ができる統一的な方法は有りませんでした。本検討会は、それらに対して、CFPのガイドラインを公開し、比較や検証を現実的にするものと考えられます。ただし、算定・検証のコストや労力を現実的なものとするためには、サプライチェーンに渡ってDX化が進み、あらゆる中小企業でプラットフォームの導入ができているなどの前提が必要と考えます。

以下は、ニュースリリースからの引用による検討会の概要です。

目的

本検討会においては、カーボンニュートラル実現のためのサプライチェーン全体での排出削減に向けて、グリーン製品が選択されるような市場を創出し、我が国の成長に繋げていくために、

  1. 国内外のCFPを巡る状況を整理するとともに、そうした状況を踏まえて、我が国企業のサプライチェーン全体での排出削減と製品・産業の競争力強化の観点から、参照すべきルールを考察するとともに、CFP に関連する政策対応の方向性を明示するレポート ・・・ 「CFPレポート(仮称)」
  2. CFP の算定及び検証について、上記の観点から具体的に必要と考えられる事項・枠組について整理し、それを満たすことで一定の確からしさを担保することができるガイドライン ・・・ 「CFPガイドライン(仮称)」

の2点について、検討を進める。

座長

稲葉敦 一般社団法人 日本LCA 推進機構 理事長

事務局

経済産業省 環境経済室

スケジュール

令和4年9月22日(木曜日)に第一回検討会を開催、年度内に数回開催し、CFPレポート(仮称)、CFPガイドライン(仮称)を公表予定。

関連情報

以上(2022/9/23)